今回は「ワイジェイFX株式会社」の採用について取り上げます
概要とサービスの口コミ分析は以下記事にまとめてありますので、そちらをご確認下さい。
また、「企業の採用関連情報をもっと具体的にリサーチしたい!」という方は、是非こちらも参考にして下さい。
採用概要
「口コミからメリットとデメリットを分析、荒川代表が求める人材とは?」にて、最後に次の内容を記載しました。
「スピード重視の顧客に対抗できるだけの知識を有している人材」
「経済情報に詳しく新しい視野を持った人材」
まず、上記した推測とワイジェイFXの採用情報を照らし合わせてみましょう。
ミッションは顧客のマネーライフ解決
ワイジェイFXでは以上をミッションとし、サービスを「ユーザーファースト」で迅速に提供すべく、スピードとメリハリを重視する形で業務を遂行しております。
そのため、社員個人の能力の高さを尊重していますが、だからといってワンマンプレーを許容する訳ではなく、チームや企業への貢献度がポイントとなるようです。
口コミ
ここで、上記した内容に関連する口コミの内容を分析してみます。
「Yahoo!関係者との共同プロジェクトに参加することができ、通常の証券会社では得られない広い分野での業務に携わることができます。」
「自分の部署だけでなく、様々な部署の業務を調整して実現し、その結果としてお客様の声が返ってくる経験を得ることで、業務全体を俯瞰しながらビジネスの回し方を経験することができる。」
「自分で主体的に進めていく必要があるため、「関わりたい」と受け身でいると普通にこなしていくだけになってしまう。」
職場環境
口コミの内容から、ワイジェイFXのあり方を前向きに捉えられる社員にとっては、自身のスキルを最大限活かせる環境である事が見えてきました。
採用される人材は元々金融に関するスキルが高い一方、「広い分野での業務に携わる」とあるため、「普段まったく関わらないメンバー同士で担当外の業務にも対応出来るコミュニケーションスキルと応用力」も求められるものと推測します。
業務内容
今現在募集している職種は以下の通り多種多様です。
エンジニア、SE、データ管理・開発・分析、WEBデザイナー、マーケティング、クオンツアナリスト、システム監視、コールセンター
(システム監視とコールセンターのみ契約社員、他はすべて正社員採用となります。)
データ管理やマーケティングはなんとなく想像が付くものの、金融業者とWEBデザイナーがいまいちピンとこなかったり、そもそも「クオンツアナリスト」が一体どういう業務なのかと疑問を感じてしまいます…。
という事で、ワイジェイFXの採用ページを確認してみました。
「WEBデザイナー業務概要」
ヤフーグループのFXサービス、投信サービスを提供するためのデザイン業務全般をご担当いただきます。自社サービスのため“納品=終了”ではなく、デザイン⇒リリース⇒計測・考察⇒改善とPDCAを回し続けることでサービスをより良くしていきます。デザイン業務がメインとはなりますが、業務改善や組織のデザインスキル向上にも期待しています。
「クオンツアナリストの業務概要」
取引高業界トップクラスの当社において、投資のために過去の株式や債券の相場状況や、経済・市場全体について分析いただきます。リアルなユーザーの動向を分析し、事業反映できるやりがいのある業務です。
働く社員の口コミ
では、ワイジェイFXで実際に働く社員は業務に対しどのような考えを持っているのか、口コミを確認してみましょう。
「技術者としては、金融業界特有のセキュリティを求められることがあるため、エンジニア冥利につきます。
評価制度は上長との認識合わせの基、半期に一度目標&達成度を決め、そこに向けて業務を対応します。そのため、不公平のない評価になっています。」
「Yahoo!の出向者がだいぶ多くなり、業界知識を有しない提案ばかりが推進されるようになりました。そのため失敗案件が多くなり、出向者の人たちは3年すればYahoo!本社に戻り、残った案件の後始末を正社員が行うという悪循環になっています。」
働くメリットとは?
「世界最大級のポータルサイトYahoo」を最大限活用する事で、ユーザーに近い場所で専門性の高い業務に幅広く携わることが出来る、という点がワイジェイFXのメリットであると推測します。
例えばクオンツアナリストの場合、なかには大学に所属しながらアルゴリズムの開発・研究に勤しむ社員も所属しており、「データ分析×ファイナンスの専門的知見」という多角的な視野を用いて「リアルなユーザーの動向を分析」し、事業発展に繋げているようです。
評価基準と課題
積極的な社員に対しスキルUPの機会と公平な評価が提供される一方、「業界知識を有しない提案が採用される影響で失敗案件が増えている」という問題が発生しているようです。
表向きには世間的認知度が高く安心安全な「Yahooグループ内」ですが、裏を返せば「コンテンツが飽和状態になってしまえば専門知識を持たないスタッフ同士が関わらざるを得なくなる」とも言えます。
これでは、自主的に努力をする社員が正当に評価されない可能性も充分有り得るでしょう。
まとめ
とりあえず、
「スピード重視の顧客に対抗できるだけの知識を有している人材」
「経済情報に詳しく新しい視野を持った人材」
以上の推測はおおよそ間違ってはいないと考えても良いでしょう!
クオンツアナリストのように、顧客や経済状況からリアルタイムで情報を獲得しつつ、
専門分野の研究にも携わるというのは、
「スピード+探究心」が無ければなかなか難しいと思います。
ひとつ改善点をあげるとするなら、
「Yahooグループ内の出向者とワイジェイFX社員の業務に線引きすべき」
という点ですね!
恐らく「様々な分野に携わる社員をコラボさせて新たなサービスを生む」という狙いがあるようですが、確かに知識の無い人間ほど時におもしろい発想をするものの、
最終的に「ワイジェイFXの社員が評価される基準」をしっかり設けた方が、
今後のFXやネットコンテンツの進化に対応出来るのではないでしょうか?
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