星野翠氏は株式会社ななつぼしの代表取締役を務めている方です。
1986年に東京で生まれ、現在は大阪に在住しており、株式会社ななつぼしの本社も大阪市にあります。
ユニークな事業を展開する星野氏の経歴や実績について見ていきましょう!
Contents
星野翠の経歴
学生時代は何度もホームステイを経験しており、そこで海外に日本文化を発信するノウハウを身に付けました。
インターン先のインドでソーラーシステムを提供する「!llusions4real」の起業に関わり、インド郊外の村や教育施設でコンサルティング営業をしていました。
2009年からは「ノボノルディスクファーマ株式会社」に入社しており、そこで糖尿病領域のMR(医薬情報担当者)として働きます。
長女を出産後、育児と仕事を両立させる職場環境の実現を目指して起業し、2016年に自信の経験を活かしてインバウンドマーケティング支援を行う株式会社ななつぼしを創業しました。
インドでベンチャー起業を経験
星野翠氏は中学生と高校生の頃から交換留学を経験しており、またインターンではインドでベンチャー起業を若くして経験しています。
学生時代から日本人が自分一人という環境で生活していたのです。
そこで海外の文化を知ると同時に、日本文化を積極的に発信してきました。
SAKELOGYの開発
その経験を活かし株式会社ななつぼしでは日本酒を扱う飲食店に向けて、外国語の日本酒メニューを作成するWEBアプリケーション「SAKELOGY」を開発しました。
このサービスはお店のメニュー表にあるQRコードをスマホで読み込むと、英語で日本酒に関する詳しい情報が表示できるものとなっています。
現時点は味や特徴、おすすめの飲み方、相性の良い料理、精米歩合といった基本情報ですが、いずれはユーザー個人に合わせて日本酒を提案する機能を搭載予定としています。
グローバル展開が広がるニーズを捉えたサービス
日本では年々外国人旅行客が増えており、2020年には東京オリンピックが開かれることでグローバルな対応が飲食店でも求められており、現在のニーズに合った事業を展開していると言えるでしょう。
外国語の対応化は様々なシーンで求められる要素なので、日本文化と海外文化に精通している星野翠氏は他の分野でもインバウンドマーケティング支援を行える強みがある人物です。
サービスについての口コミ&評判を分析
星野翠氏の評判を調べてみましたが、本人に関する評判は見つかりませんでした。
なので、彼女が代表を務める株式会社ななつぼしが提供するSAKELOGYの口コミを調べてみました。
2018年8月からSAKELOGYのサービスを本格的に開始し、現在は多くの飲食店から問い合わせが来ているようですが、サービスに対してどんな口コミがみられるのでしょうか?
星野翠氏がSAKELOGYにかける思いを口コミから考察してみました。
SAKELOGYに対する口コミ
サービスは始まったばかりなのでSAKELOGYに関する口コミはほとんどありませんでしたが、星野翠氏のインタビュー記事を通じて興味を持った人の口コミを見つけました。
これは気になりますね
※引用元:Twitterから引用
DBに登録されれば各国の言葉に訳す。いいね!
※引用元:Twitterから引用
年々外国人観光客は増加しているので、SAKELOGYのようなサービスは企業のグローバル化に置いて求められるものと感じている人が多いのでしょう。
今の時代に合わせてビジネスは英語が必須になっているものの、慣れない言葉に躊躇う人や苦手意識を感じる人は多いはずです。
テレビで外国人観光客をモニタリングする番組が放送されることがありますが、そこでは日本の食文化に戸惑う外国人が映り、またお店側も対応に困っている姿がありました。
星野翠氏が提供するSAKELOGYを活用すれば、外国人への対応が不慣れな飲食店でも外国語対応にメニュー表示があれば安心です。
業務の効率アップ・売上アップに!
日本酒に興味を持つ外国人も気軽に入店できるようになり、業務の効率アップや売上アップに期待できます。
同じお酒でも海外と日本の文化には違いがあるので、単純に銘柄や味の特徴の説明だけではなく、飲み方やフードとのペアリングの説明もあるので日本酒の良さと文化を外国人に伝え、楽しんでもらうことができます。
星野翠氏は留学先で日本文化を色々な人に紹介しており、もっと日本を知ってもらいたいと思った気持ちがビジネスに反映しているのかもしれません。
日本酒とインバウンドの組み合わせ
星野翠氏は注目の起業家として度々インタビューに答えており、日本酒とインバウンドの組み合わせで起業に至ったのか、日本酒に対する思いなどを語っています。
星野翠氏の発言を通じて、彼女の考え方について考察してみました。
あるとき外国人旅行客から、日本酒をオススメされました。
その日本酒がとても美味しかったことに加え、外国人発想の日本酒の楽しみ方に驚きました。これまでの、日本人が好む日本酒の飲み方と、外国人が求める日本酒体験は全く異なっていたのです。
※引用元:SAKELOGY – 日本酒で世界をおもてなし | オール大阪起業家支援プロジェクト
そもそも星野翠氏が日本酒とインバウンドの組み合わせで起業したきっかけは、日本人が考える日本酒の楽しみ方と、外国人が求める日本酒にギャップがあることを知ったことだそうです。
日本酒は季節や料理に応じて燗、ひや、冷酒など様々な飲み方をしますが、外国人は熱燗で飲むものと間違った知識を持っている人が多いとされています。
星野翠氏は日本酒に魅力を外国人に伝えつつ、売上アップを狙う酒蔵と飲食店の橋渡しとして起業に踏み切ったのでしょう。
今、日本人の日本酒離れが止まりません。このままでは美味しい日本酒を造る日本各地の酒蔵が廃業に追い込まれ、2000年続く酒造りの文化や技術を将来へ継承することができなくなります。世界に通用する素晴らしい日本酒を、ITの力を使って世界中の人に届け、小規模ながら個性ある酒造を支援したいと願っています。
※引用元:SAKELOGY – 日本酒で世界をおもてなし | オール大阪起業家支援プロジェクト
最近は日本酒が苦手と感じる若者が多く、また酒蔵も後継者不足の問題などで衰退傾向にあります。
星野翠氏は日本の伝統文化の素晴らしさを理解しており、失われつつある日本酒造りの文化や技術を世界に広め、もっと需要を高めるために支援事業に力を入れていることが自身の発言から分かります。
飲食店とイベントも!
若者の日本酒離れから現状を回復させるために、同じ志を持つ飲食店と共同でイベントを主催したこともありました。
そのイベントでは日本酒を注いだ大きな酒器にデジタルアートを融合させ、映像や光、音、酒器からの振動から五感で日本酒を味わうというものでした。
イベントに来場した方も驚きの感想を口にしており、型破りな日本酒提供に感動を覚えたようです。
日本酒本来の文化を教えることも大切ですが、まずは日本酒自体に興味を持ってもらうことが大切だと考え、従来の酒屋や日本酒の概念を変えるような演出を星野翠氏は考えたのでしょう。
総括
星野翠氏の口コミを調べてみましたが、本人に関する口コミはほとんどありませんでした。
しかし、SAKELOGYに関する口コミは少しだけあり、また本人のインタビュー記事を通じてビジネスや起業に対する思いや考え方が見えたと思います。
株式会社ななつぼしを設立する前は別のインバウンド事業をしていましたが失敗に終わり、外国人観光客の話をきっかけにSAKELOGYの開発を始めました。
設立前はITスキルの不足を感じていましたが、フリーエンジニアとの出会いからたった1年で20店舗の飲食店でモニター利用してもらうほどに至り、順調に成長していることが分かります。
経営に失敗した経験を持ちながら起業を諦めなかったのは、外国人観光客と日本酒蔵と飲食店の橋渡しになりたいという意思が強かったからでしょう。
これからも衰退している日本酒を復活させ、外国人に日本の魅力を伝えるためにSAKELOGYの運用やイベント主催などで日本酒蔵や飲食店を支援し続けていくと思われます。
現在は少数精鋭の体制ですが順調に成長して規模が大きくなれば、星野翠氏のグローバルな知識と熱意から日本酒以外の分野でインバウンド支援を広めていくのではないかと期待できます。
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