転職の知識

英語でキャリア形成

英語でキャリア形成できる?年収アップも可能なのか

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日本はグローバル化が進んでおり、海外シェアの獲得や外資系企業の増加、また外国人観光客や居住者の増加で以前よりも英語が身近になりました。

2020年には東京オリンピックも開催されることから、ますます外国人観光客や居住者が増えると想定されており、ビジネスの場で英語はさらに求められるスキルとなっていくことでしょう。

キャリア形成を考えた時、今のニーズに合わせて英語力を高めようと考える人は多いかもしれませんが、キャリア形成に活かすことや年収アップにつなげることができるのでしょうか?

今回は英語がキャリア形成や年収アップにどう関わるのかご紹介していきます。

TOEICの基準や、英語を取り入れている企業について気になる方は別記事も参考にしてみてください。

 

英語を取得するメリットとは

英語ができるようになれば海外旅行や外国人とのコミュニケーションに活かすことができますが、仕事ではどんなメリットがあるのでしょうか?

英語でキャリア形成

1選択の幅が広がる

英語を取得すると仕事をする上での選択の幅を広げることができます。

就職先を国内企業に限定することなく、外資系や海外に移住してその国の企業に就職するという選択肢もあります。

国内企業の就職を目指し人にも英語を活かせる機会はあり、社内に国際部門があればそこで活躍できる機会に恵まれるでしょう。

実際に英語を取得した人は海外出張など、今まで関わることはないだろうと思う仕事に携われるようになったと感じている人が多いようです。

 

2仕事を通じて視野を広げられる

国によって文化や価値観に違いがありますが、英語が話せないとそのことを知る機会は少なくなってしまうでしょう。

英語は世界で最も多く使われる言語であるため、母国語の人だけではなく、母国語が異なる人とも会話ができるようになります。

ビジネスを通じて様々な国の外国人と触れ合う機会が増え、その国の文化や価値観を知ることで視野が広がり、スムーズな商談や新しいアイデアを創出するきっかけにもなるでしょう。

 

3豊富な情報を入手できる

どの分野でも発展していく上で新しい情報や、今の時代の流行を先駆けて把握して活かすことが重要と言えます。

最新情報や最先端の情報は海外から発信されるケースもあり、そうなると情報源は英語で記載されていることが多いです。

ネット上の翻訳機能を使えばある程度情報は把握できるものの、翻訳機能だけではなかなか理解できない点もあるでしょう。

英語ができれば単語や文章の意味も分かるので、翻訳以上に情報の内容を理解しやすくなります。

新しい情報を常にチェックして仕事に活かすことができれば、世界に遅れを取る心配もないと言えるでしょう。

 

4キャリア採用されやすい

日本国内の企業となると製品やサービスは国内向けに展開されることが多く、大手企業でないと海外シェアへの参入はやや敷居が高くなってしまいます。

しかし、分野によっては国内市場が飽和状態になっていることも多く、さらなる拡大を求めて海外シェアを目指す会社は増えています。

国内市場が現時点で飽和状態だとしても少しずつ衰退していく可能性もあるので、早い段階で海外でも提供できる体制を用意しないと、長い目で見れば存続危機に直面する可能性があるでしょう。

そこで問題となるのが、海外事業を展開できる人材が自社にいるかどうかです。

海外でも適用する力や英語力を持つ人材が少ない場合はキャリア採用を急ぐ必要があり、英語ができる人はキャリア採用に受かりやすいと期待できます。

なので、海外進出をしたいと考えている企業や英語を話せる人材が少ない企業からは魅力を感じてもらえる可能性があるでしょう。

このように、英語は今の時代に求められるものなので、キャリア形成を考えた時に取得しておくと損のない知識と言えます。

 

英語は年収アップに影響する?

働く上で年収を気にされる方は少なくないでしょう。

お金は生活をする上でも必要不可欠なものであり、誰でも豊かな生活が送れるほどの給与を得たいものです。

キャリア形成において英語は年収アップに有効なのか見てきましょう。

 

英語スキルで年収に差が出る可能性あり

転職求人サイトのDODAが2013年12月に公表したTOEICスコアと年収の関係性を示すグラフによると、スコアを持っていない人と持っている人では年収にやや差が出る統計となっていました。

スコアなしの平均年収は423万円に対して、初級の400台は79万円多い502万円となっています。

さらに900点台となると573万円となっており、他のスコア別でも490万円台から540万円台とスコアなしよりも高水準であることが分かるでしょう。

なぜ年収に差が出るのかというと英語力を活かして条件の良い職場につけることや、上のポストに付けること、英語資格での特別手当が得られるといった理由が年収アップにつながっていると考えられます。

 

男性の場合の年収差

男女によっても英語力に応じた年収の特徴に違いがあるので、まずは男性のケースから見てみましょう。

外資系の転職サイトDaijob.comが行った調査では、ビジネスレベル以上の英語力、日常会話レベル以下の英語力、そして一般企業の平均年収に分け、年代別にグラフ化していました。

<20代の場合>

  • 一般企業の平均年収:300万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:400万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:350万円前後

 

<30代の場合>

  • 平均年収:500万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:550万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:500万円前後

 

<40代の場合>

  • 平均年収:600万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:800万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:550万円前後

 

<50代の場合>

  • 平均年収:700万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:1100万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:800万円前後

 

20代の場合は大きな差は見られないものの、ビジネスレベル以上の英語力を持つ40代から50代の男性は平均年収と比較して数百万円の差になる可能性があります。

 

女性の場合の年収差

実は、年収の差は男性以上に女性に大きな影響を与えるとされているので、女性のケースも見てきます。

<20代の場合>

  • 平均年収:250万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:350万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:290万円前後

 

<30代の場合>

  • 平均年収:300万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:450万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:420万円前後

 

<40代の場合>

  • 平均年収:300万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:580万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:400万円前後

 

<50代の場合>

  • 平均年収:250万円前後
  • ビジネスレベル以上の英語力:750万円前後
  • 日常会話レベル以下の英語力:300万円前後

 

日常会話レベルとなると30代以降に下がってしまうものの、ビジネスレベル以上なら年代が上がるごとに上昇しており、50代は約3倍も差を付けているようです。

 

英語でのキャリア形成を考えたら

このように、英語でキャリア形成を気付くことはでき、スキルがあれば年収アップにも期待できます。

ただ、英語を覚えただけでは成功につながらないので注意が必要です。

単純にTOEICで良いスコアを出してもビジネスで活かされる機会はないので、コミュニケーションを通じて英語力を高め、ビジネスの現場に役立つ英語力を身に付け、TOEICで結果を残すことが望ましいでしょう。

TOEICのスコアだけにこだわるのではなく、ビジネスでよく使い単語や正しい文法を覚えて仕事に活かすことが大事です。

取得してすぐにキャリアアップや年収に活かされる資格ではありませんが、身に付ければ将来的に年収が高くなると期待できます。

日々の積み重ねで英語力を身に付けるように努力してみましょう。

 

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