高橋修司氏はセイコーウォッチ株式会社の取締役社長兼COO兼CMOを務める人物です。
セイコーウォッチ株式会社はセイコーホールディングス株式会社の傘下に入っている時計ブランドで、日本初の腕時計、さらに世界発のクオーツウォッチを製品化したことで知られています。
オリンピックをはじめ世界大会の公式スポンサーやオフィシャルタイマーとして何度も参加している経験もあります。
そんな世界的に有名な時計ブランドの社長を務める高橋修司氏は1980年に早稲田大学理工学部を卒業した後、服部時計店(旧社名)に入社しました。
そして、2017年4月に社長兼COOに昇格し、前社長で現在会長兼CEOの服部真二氏が描くブランド戦略の方針を具現化させるため邁進しています。
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高橋修司の自由分析
高橋修司氏は入社後、商品企画にマーケティング、広報などあらゆる業務を担当していました。
社長就任前は時計事業のマーケティング戦略を練ることに集中しており、決断力があって、スピーディーに物事を進める人物だと社内で評価されていたようです。
服部氏が描く理想を着実に実現できる人物と社内で評価されていることから、社長を任されたのでしょう。
元々理工学出身であるため製造や開発面にも強いので、その強みを活かしてセイコーウォッチを大きく成長させていくと期待できます。
高橋修司についての口コミ&評判を分析
高橋修司氏の口コミを調べてみましたが見つからなかったので、セイコーウォッチの口コミを調べてみました。
経営方針に関する口コミ
社内での働き方に関する口コミから高橋修司氏の経営方針などを考察してみます。
クライアントや担当先によって異なるが、大幅な残業はなありませんでした。定時で帰る人も少なくありません。有休や夏休みも取得しやすい環境です。
時短勤務の人も、周囲と連携をとりながら勤務していらっしゃいました。
引用:セイコーウオッチの評判/社風/社員の口コミ(全35件)【転職会議】
セイコーウォッチでは残業を好まない社風で、長時間の残業はほとんどないと口コミで多くみられました。
その体制は高橋修司氏が社長に就任した後も変わっていないので、残業を減らす取り組みに対する意識が強いと見受けられます。
育休について
有休や夏季休暇と比較的取りやすいので、無理なく働ける環境づくりにこだわっていると考えられます。
育休、産休を取っている社員は本当に多く、又周りも理解のある方が多く、女性が勤める環境としてはかなり良い方だと思いました。子供を産んでからも辞めずに勤めるのが通例になっています。ただ管理職となるとやはり男性社員の方が優先的に抜擢されている様に感じました。
引用:セイコーウオッチの評判/社風/社員の口コミ(全35件)【転職会議】
産休や育休が取りやすい環境は家庭を持つ女性にとって嬉しいものでしょう。
女性の場合、結婚や出産で離職するケースが多いため、職場復帰がしやすい環境は離職率を下げる狙いがあると考えられます。
福利厚生について
一方、管理職は男性社員が優先という文化が残っており、女性はキャリアアップが難しい状況であることは確かです。
また、どの社員も同レベルの技術力や知識を求められていることから、研修制度や教育体制に不満の声もありました。
もっと女性が活躍し、また様々な人がスキルアップできる体制に変えていくかどうか、高橋修司氏が社員の不満にどう向き合っていくのかが気になるところです。
しかし、CEOは服部氏なので服部氏の考え方も不満要素と向き合う上で、何かしら影響を与えると考えられます。
一般的な優良企業と同等だと思われる。ただ、変わった福利厚生はなく、唯一カフェテリアプランは自由がきくので嬉しい。
引用:セイコーウォッチの口コミ/評価|カイシャの評判(10105936785)
セイコーウォッチの福利厚生は一般企業と特に変わらず、高橋修司氏が社長になってからもその方針は変わっていません。
口コミでも利点として自由度の高いカフェテリアプランが魅力という意見がありました。
個人で福利厚生プランを自由に選択できるので、無駄なく利用できるメリットが社員からも好評のようです。
高橋修司の考え方についての口コミ&評判を分析
高橋修司氏はセイコーウォッチの社長として数々のインタビューに答えています。
その内容から高橋修司氏の考え方が見えてくるので、考察してみました。
予測を立てることよりも、変化にすばやく対応する、自ら非連続を起こして不都合な外部環境をはねのける、といった経営が必要です。既存の市場で消耗戦に明け暮れるのではなく、ブルー・オーシャン(競争相手のいない未知の市場空間)を開拓する気概を持つ。そうした意識に変わっていかなければならないと思います。
引用:職人の手仕事と最先端技術と「エモーショナルテクノロジー」で世界へ:朝日新聞社メディアビジネス局 – 広告朝日
社長に就任してから経営方針として変えていかなければならない部分は、未知の市場を開拓していくぐらいの強い気持ちを持つこととインタビューで語っていました。
現在はIT化が急速に進み、情勢も日々少しずつ変化しています。
その影響で非連続化していることから激戦化している既存の市場で戦うよりも、ライバルのいない市場で開拓するぐらいのスピーディーな対応力が必要ということです。
つまり、どんな変化に対しても柔軟に対応していく方針に変化させたいと考えているのでしょう。
これからも変えないところは、「常に時代の一歩先を行く」という創業者・服部金太郎の理念です。
引用:職人の手仕事と最先端技術と「エモーショナルテクノロジー」で世界へ:朝日新聞社メディアビジネス局 – 広告朝日
逆に変えていかない部分は創業者の理念と語っていました。
グループスローガンに「時代とハートを動かすSEIKO」を掲げており、そのグループスローガンを掲げた2014年はエモーショナルテクノロジーに追求しています。
ドキドキ感やワクワク感など感性に訴えかけるテクノロジーの開発や戦略に高橋修司氏は関わっていたのでしょう。
高橋修司氏は技術革新と一緒に長年愛されるブランドを目指し、商品開発やプロモーションをより強化していく方針のようです。
最大の課題は、商品が持つ「価値の伝え方」だと思っています。
引用:高橋修司の名言 厳選集
国内では有名なセイコーウォッチですが、実は海外だとまだ知名度はそれほど大きくはありません。
それに対して高橋修司氏は価値の伝え方に問題があると指摘していました。
商品の性能やスペックばかりをアピールしており、製品をつくる技術者や文化、伝統など、商品が持つ本質的な価値をアピールできていないところが、海外市場で成長が見込めない一因と考えているのでしょう。
高橋修司氏はCMO(最高マーケティング責任者)の役職も担っているので、常に商品の本当の価値を伝える方法を模索し、海外展開を強めていきたいと考えているようです。
高橋修司の口コミ&評判を総括
セイコーウォッチの社長である高橋修司氏の口コミや評判はほとんど見つかりませんでしたが、ネットニュースでは判断力がある、物事を進めるのがスピーディーと社内の評判があったので、経営者としての知識や実力のある方だと言えます。
就任前はマーケティング戦略を練っており、様々な業務を経験していることから、今までの経験を活かして服部氏の理想を築いていくでしょう。
理系出身で技術的な知識も有する方なので、人々が求める商品を発信していくと考えられます。
また、創業者の理念を大切にしつつも、現在の変化やニーズに合わせて変わらなければならない部分は変えていく方針でいるようです。
社内の働き方に関しては口コミを見る限り、社長に就任してからも残業が比較的に少なく、有休や産休・育休が取りやすいことから女性の働きやすさは変わっておらず優良企業と評価を受けています。
ただ、退職金がないことや教育体制などに不満の声が少なからずあるので、高橋修司氏はどのように社員の不満を取り除いていくのか、今後の経営方針の考え方に注目したいところです。
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